2017年11月12日

作業工程の多いお直しは来年の仕上がりとなります。

ご覧くださり、ありがとうございます。

繁忙期の中、ありがたい事に年内の作業予定も詰まってきたので、

おそれいりますが、作業工程の多いご依頼は来年の仕上がりとなります。

何卒よろしくお願いします。

fDSCN0324.jpg

作業する上で心がけているのは、

違和感のない自然な仕上がりなので、

手をかけては、その都度何度も確認したりで、

予定よりも大幅に時間をかけてしまう事も少なくありません。

全てお客様の大切な品物なので、

ジョキジョキジョキ と裁って

ダダダーーーーーッ と縫って・・・って訳にはいかないです。


お直し(リフォーム、リメイク含めて)の仕事は、

新たに何かを作ったり仕立てたりするのと違い、

お客様のご希望に沿うように、

大切な品物をほどいたり、ハサミをいれたり、

やり直しがきかない事をするので、

少し大袈裟に言えば、失敗は許されない責任があり、

作業に躊躇する時もあります。

お預かりする品物が一着一着全て違うのはもちろんですが、

同じアイテムでも、素材、デザインも違えば、

ブランドによって縫製方法は様々で、

お直ししやすい品物(仕立ての良い品)もあれば、

その反対もあります。


ダメージ等の素材のエイジングを

デザインとして取り入れている品物や、

あえて粗い縫い目のラフな縫製の品物は、

お直しの作業が特に難しいです。

全体の雰囲気を崩さないように配慮しても

縫い直す部分は、どうしても

他の部分との違いが生じてしまいます。

細かな所まで気になるかどうかでもありますが、

お客様の大切な一着と思うと、

特に秋冬物は頭を悩ませながらの作業になる事が多いです。

小さいアトリエで営んでいる為、ご理解いただけると幸いです。
posted by miyauchi at 18:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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